最近、自分のライフスタイルについて見つめ直す機会が増えています。コロナ禍を経て、多くの人が働き方や生活習慣を変える中で、私自身も「本当に大切にしたいものは何だろう」と考えるようになりました。
朝の過ごし方一つとっても、以前はバタバタと準備して家を出ていましたが、今は少し早起きして、コーヒーを丁寧に淹れる時間を作るようになりました。たった15分の違いですが、この余裕が一日の気持ちを大きく変えてくれます。香りを楽しみながら飲む一杯のコーヒーが、私にとっての小さな贅沢になっています。
食事についても意識が変わりました。外食やコンビニ弁当に頼りがちだった食生活を見直し、週末に作り置きをしたり、旬の野菜を使った簡単な料理を作ったりするようになりました。料理は苦手な方でしたが、自分で作ったものを食べる満足感は思っていた以上に大きくて、心も体も満たされる感覚があります。
デジタルデトックスも意識的に取り入れています。スマートフォンが手放せない生活に疲れを感じて、寝る前の1時間はスマホを見ないようにしたり、休日の午前中はSNSをチェックしないようにしたりしています。最初は手持ち無沙汰でしたが、慣れてくると頭の中がスッキリして、本を読んだり音楽を聞いたりする時間が自然と増えました。
人との関わり方も変化しています。大人数での集まりよりも、少人数でゆっくり話せる時間を大切にするようになりました。量より質を重視するというか、本当に心から楽しめる関係性を築いていきたいと思うようになったのです。友人との何気ない会話の中で、お互いの近況を深く聞き合えることの価値を改めて感じています。
運動習慣についても試行錯誤が続いています。ジムに通うのは続かなかったのですが、家の近所を散歩したり、YouTubeを見ながらストレッチをしたりする程度の軽い運動なら続けられることがわかりました。完璧を求めすぎず、できる範囲で続けることが大切だと実感しています。
お金の使い方も見直しました。衝動的な買い物を控えて、本当に必要なものや長く使えるものにお金をかけるようになりました。安いものをたくさん買うよりも、質の良いものを少し持つ方が結果的に満足度が高いことに気づきました。
睡眠の質を高めることにも注力しています。寝室の環境を整えたり、就寝前のルーティンを決めたりすることで、朝の目覚めが良くなりました。質の良い睡眠は、翌日のパフォーマンスに直結することを身をもって感じています。
季節の変化を楽しむことも、ライフスタイルの一部として取り入れています。桜の時期には近所の公園を歩いたり、秋には紅葉を見に出かけたりと、自然のリズムに合わせて過ごすことで、心に余裕が生まれるような気がします。
読書の時間も意識的に作るようになりました。小説やエッセイを読むことで、日常とは違う世界に触れられるのが楽しく、新しい視点や考え方に出会えることが刺激になっています。電子書籍も便利ですが、紙の本をめくる感触も大切にしたいと思っています。
掃除や整理整頓も、ライフスタイルを豊かにする要素の一つだと感じています。部屋が片付いていると気持ちもスッキリして、新しいことに挑戦する意欲も湧いてきます。毎日少しずつでも整理する習慣をつけることで、生活全体にメリハリが生まれました。
こうして振り返ってみると、特別なことをしているわけではありませんが、日々の小さな選択の積み重ねが自分らしいライフスタイルを作っていくのだと思います。完璧を目指すのではなく、今の自分にとって心地よい生活を見つけていくことが、長続きする秘訣なのかもしれません。